ウォーターハンマーの対策方法は?
蛇口を閉めた瞬間や洗濯機の給水中に、壁の奥から鈍い音が響くことがあります。ここでは音を抑える手順と、配管を傷めないための考え方を整理します。
| 対策 | 手軽さ | 向いている状況 |
|---|---|---|
| 蛇口をゆっくり閉める | 今すぐできる | レバー式の水栓を使っているとき |
| 止水栓を少し絞る | 今すぐできる | 特定の場所で鳴るとき |
| 洗濯機の給水栓を絞る | 今すぐできる | 洗濯中に鳴るとき |
| 元栓を少し絞る | 今すぐできる | 家じゅうで鳴るとき |
| 水撃防止器を取り付ける | 要相談 | 調整しても収まらないとき |
| 業者や管理会社に相談する | 要連絡 | 音が大きい・水漏れが心配なとき |
この音は配管の中で起きた衝撃が伝わったものです。うるさいだけの問題ではなく、配管側への負担も伴います。
水道のガンという音に今すぐできる対処法
・レバーをゆっくり閉める
勢いよく止めるほど衝撃は大きくなります。レバー式の水栓は指一本で急に止められてしまうので、意識して最後をゆっくり閉じるだけでも音が小さくなります。
・止水栓や元栓を少しだけ絞る
水の勢いを落とすと衝撃も小さくなります。マイナスドライバーで少しずつ回し、シャワーや台所の水量が足りるかを確かめながら調整してください。絞りすぎると給湯器がうまく働かないことがあります。
・洗濯機や食洗機は蛇口側で調整する
これらは内部の弁で水を一気に止めるため、音の発生源になりやすい機器です。給水栓を全開から少し戻すだけで収まることがあるので、まずここから試してください。
「ガン」という音が出る原因は?
配管の中を流れている水は勢いを持っていて、急に止められるとその勢いが圧力に変わり、配管の内側を叩きます。これが壁や床を伝わって、「ガン」「ドン」といった音になって聞こえます。この現象はウォーターハンマーと呼ばれます。片手で素早く閉められるレバー式の水栓や、内部の弁で一気に止まる全自動洗濯機・食洗機は、この現象を起こしやすい機器です。配管の固定金具がゆるんでいると、衝撃で管が動いて音がさらに大きく響きます。
ウォーターハンマーから配管を守る予防のポイント
衝撃を吸収させる
・水撃防止器という部品がある
水栓や洗濯機の給水部に取り付けて、衝撃を吸収する部品です。蛇口に取り付けるタイプは自分でも設置できますが、必ず水を止めてから作業してください。配管側に組み込むものは業者の作業になります。
・音を放置しない
衝撃が繰り返しかかると、継手がゆるんだりパッキンが早く傷んだりします。壁の内側で水が漏れると気づくのが遅れるため、鳴り始めたら早めに手を打つほうが結果的に安く済みます。
・集合住宅は管理会社に相談する
建物全体の給水方式や共用の配管が関係していることがあり、自室の調整だけでは収まらない場合があります。元栓の位置や調整の可否も含めて、まず管理会社へ確認してください。
